二重まぶたの切開法で美容整形しても眼瞼下垂も治すことはできません。二重ラインを形成することと眼瞼下垂を解消する美容整形の技術は全く別物なのです。また、下垂によりできた額のシワを消そうと思いボトックス注射をするとますますひどい状態になるのと同様に、眼瞼下垂の人にボトックス注射を行うと神経に働きかけその動きを弱めてしまいますから、さらにまぶたが持ち上がらなくなってしまい大変なことになります。さらに衰えた筋膜の代用として太ももなどから筋膜を切りとってまぶたに移植する方法もありますがあまり現実的ではないため、一般的な美容整形の手法としては挙筋腱膜を一度切り離して長さの微調整を行い瞼板に再び固定する方法がとられています。

こうすれば筋力が効率的に働くうえ、まぶたが自然と持ち上げることが可能です。ただし、筋肉の固定が不十分だった場合にはリスクも生じます。そのため、新たな手法として筋肉を切除することなく構造をできるだけ温存するという高い技術力が求められるものがあります。麻酔をかけ二重のラインの沿って切開はしますが、内部の筋肉の状態を確認して腱膜と瞼を髪の毛よりも細い糸で縫い寄せていくものです。

まぶたの状態をみながら縫合していけば終了で、もちろん傷跡ものこりません。この手術ではどれくらい縫い寄せるかというのがポイントになるので実績のある医師に依頼することが重要です。片側だけで50分ほどかかる手術ですから繊細かつ慎重におこなわれることがうかがえます。